これから40代に突入する方に

3月6日(土曜日)

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花粉が厳しい季節ですね。

我が家は鼻水男子鼻水女子が多いので、

ティッシュの使用率が急激に増えております

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さて、今日はタイトルにありますように、

これから40代に突入する世の女性たちに産婦人科医としてのおすすめ意見を

ここでお話しできたらと思います。

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40代・・・

私も実際突入しているのですが、結構大変。

外来でも、

親の介護や子供の教育、自分の生理不順、更年期含めいろんな過渡期だ、と

お困りの方が多いです。

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実際40代は必ずと言っていいほど生理が不規則になります。

月2回きたり、少し間が空いたり、だらだら続いたり。

今まできっちりきてたのに・・・と外来に来られる方、多いです。

時がくればいきなり閉経になる、なんて、理想的な事は絶対ありません。

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日本人女性は子宮頸がん罹患率がダントツ高いので

(年間3000人の方がなくなっており、

これは交通事故で亡くなる方と同じくらいの人数になります)

年による生理不順やわ、で片付けず、

きちんとがん検診はうけてほしい、のは大前提の上で、

来るべき40代への準備の向けて今一度、

産婦人科を受診し今後のプランニングの相談をしてほしいと思っています。

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産婦人科医目線でお勧めするのは、

種々の理由で内服開始できないかたもいますが

ピルの内服を一度考える、です。

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「ピル=避妊」

ではありません。

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ピルは女性ホルモンの薬で1日1錠のみますが、

排卵を抑え女性ホルモンをコントロールすることで、

避妊はもちろん月経痛や過多月経の緩和、月経の移動、

月経前の気分の浮き沈みの緩和、生理不順の緩和、

更年期女子に対しての更年期治療も兼ねる形になります。

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実際に40代に突入してから、

いろんなことがおきて困ったから開始したいと相談に来る方が正直多いのですが

副作用の観点から40代からスタートというのは少しリスクがあります。

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30代から内服スタートし、特に不具合がないのであれば

中断なく続けているなら、実は50歳までは継続して内服できる薬で、

来るべき40代を見据えた未病の治療につながります。

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費用は病院により変わりますが、

だいたい月3000円弱くらいのところが多いです。

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これから40代に突入する方々、一度考えてみてください。

リスクや使い勝手含めて

実際に外来に今後のプランニングかねて相談に来てください。

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家事や仕事や親や子供のこと、

頑張るあなたに少しでも快適な毎日を

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交野の地からいつでも応援しております。.