女性医学会in岐阜に行ってきました!
11月5日(月曜日)
久々の投稿になります!産婦人科医の山下です。
新しいHPにも無事うつりました。みなさん、見やすくなりましたか?(^^)
さて、先週末は金曜日の夜診が終わってから
車で岐阜県まで女性医学会の学会に参加しに行ってきました。
女性医学会、以前の名称は更年期学会だったんですが
現在は更年期のみにかかわらず、
女性の一生を各ライフステージに応じて支えよう、
未病の治療をしよう!ということをテーマに活動している学会です。
私事ですが、先日ここの専門医資格を無事とりました(*^-^*)
今回の特に興味深かったのは「骨粗しょう症」をテーマにした講演でした。
骨粗しょう症・・・
お年寄りの病気だと思いませんか?
でも実は思春期世代の方や、スポーツを真剣にしているアスリートの方でも
深刻な問題なんです。
骨にはビタミンDが深く関係しているんですが、
通常の日常生活でビタミンDが足りている方は、
実に全国民の8%にも満たないとされています。
ビタミンDは骨だけでなく、
生殖業界でも卵子の質に影響するということがわかってきており
それを考えると、
〇 今何も症状がないからいい
〇 なんとなく、年取った時に骨を守るためにいるのかな?
ではなく、食事やサプリメンテーション、運動や、日光に当たるなど含め
思春期、生殖活動期、更年期、老年期を通して考えないとだめですね。
また、現在日本人の平均寿命は女性が87歳 男性が80歳といわれています。
皆さんご存知 漫画「さざえさん」に出てくる磯野波平さん。
1895年生まれで54歳の設定です。
(ちなみに当時の時代の平均寿命が57歳。)
現代の設定の漫画でいうと、ご存知ないかたもいるかもですが島耕作が同じ54歳。
同じ年ですよ!
(イラストは著作権の関係で載せませんが、ぜひ見比べてみてください(‘_’))
時代の流れとともに平均寿命が延び、元気なお年寄りが増えてきたため
2017年1月に高齢者の定義が65歳から75歳以上に変更になりました。
それなのに、女性の生殖可能年齢だけはずっと以前からほぼ変わりません。
生殖可能な年代をいかに守るか、
生殖活動期が終わった後いかに健康寿命を延ばすか、
これは思春期世代に根幹があると思っています。
今からでも遅くありません!
ぜひ私大丈夫かな?と漠然とでも自分の今やこれからに不安を持っている方は
一度ご相談に来ていただけたらいいなと思います。
女性の一生を守る、未病の治療を交野から(*^-^*)
頑張ります!