病気にならない術をしろう!

11月18日(水曜日)

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最近、子宮頸がんのワクチン接種に来てくれる方が増えています。

子宮頸がんはその大半がHPVというウイルス感染によっておきますが

予防法は2つ

①ワクチンを接種する、という一次予防

②子宮がん検診を受ける、という二次予防

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①のワクチンは12歳から高校1年生までなら公費負担で無料で接種が可能です。

本来3回接種がありますが、現時点で高校1年生の方で

日程的に3回とも打てなかったとしても、1回でも2回でも接種しているだけでも

効果があるとわかっています。

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副作用を心配される方も多いと思いますので

一度医療機関で話を聞いてみて、それなら受けようと思えればぜひ接種してください。

枚方市の方でも、当院で接種が可能です。

枚方市HPトップから

  健康・医療・福祉→医療→予防接種でページに入っていっていただき

「取り扱い医療機関以外で定期接種を受ける場合」、の項目に

方法が記載されていますので確認いただけたらと思います。

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もしやっぱりワクチンは怖い、と思い接種しない場合でも

必ず②の予防、20歳を超したら子宮がん検診を受けてください。

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子宮頸がんの原因であるHPVを治す薬はなく、

子宮頸がんになるのを止める治療もありません。

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早期発見・早期治療が鉄則の病気です。

日本人はがん検診の施行率も低いため、

今すごく子宮頸がんの罹患人数が増えていて、年間約3000人の方が

子宮頸がんが原因でなくなっています。

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ですが、早期発見できると日帰りの処置で完治することも可能な病気なので

ぜひ産婦人科に気軽に検診に来てもらえたらいいなと思います。

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最近よく性教育で、中学生や高校生に産婦人科のイメージを聞きます。

多い回答が

「妊娠したら行くところ」

「パートナーから病気をもらったりしたら行くところ」・・・

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産婦人科に妊娠以外で受診するときは、

みなさん、負のイメージがどちらかというと多いようですが

「自分の人生を豊かにするために相談に行くところ」と

ぜひ思ってほしいなといつも思っています。

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考えてみてください。

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●生理を制して快適な毎日を過ごすための相談に行くところ

●妊娠するしないは自由だけど、

 妊娠したいならいつどのタイミングで妊娠するか自分で決められるよう

 今できることを相談にいくところ

●せっかく子育てがひと段落したのに更年期で体と心がしんどい 

 快適なセカンドライフを送りたいから相談に行くところ

●もう子供はいらない。望まない妊娠を避けるため避妊の相談に行くところ

●大切な人との子供が欲しいから計画的に相談に行くところ

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考えるほど、

産婦人科って、自分の体と心を大切にしたい方が来るプラスイメージの科だと

いつも思います。

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いつもこのコラムでお伝えします。

成れの果てまで、しんどくなりきるまで我慢せず、

ぜひ豊かな人生を送るためのお手伝いが出来たらいいなと思っています。

お気軽に相談に来てください♪

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